寒い日が続いて、午前中は水道管が凍って、洗濯機が動かなくなって、困っている洗濯オヤジです(^^ゞ
この時期は、洗濯機より乾燥機のお客さんが多いので、なんとか凌げていますけど、早く春になってほしいですね。

このまえから、洗剤について勉強しているところですが、洗剤の主成分の界面活性剤って何者だ?
ということで界面活性剤についてネットをサーフィンしながら勉強してきました。


界面活性剤って何?


科学式や構造図などで考えると、わけわからなくなるので
簡単に言っちゃうと、界面(物の境目)を活性させる物ってことです。
ざっくり言うと、水と油は混ざらず分離しちゃいますが、この界面活性剤を使うと水と油が混ざっちゃいます。
なんで混ざるか?
簡単にまとめると・・・
洗濯洗剤用の界面活性剤の構造は、マッチ棒みたいな形で、頭の部分が水とくっつきやすく、木の棒の部分が油など水以外の物とくっつきやすいので水と油をくっつけて、混ざちゃう感じです。
空気と水がくっついた物が泡です。


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     (図は日本界面活性剤工業会様より借用しました)

 油や汚れとくっついたて包み込んだ界面活性剤は、汚れが再び衣類に着かないようにガッチリガードしてくれています。

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   (図は日本界面活性剤工業会様より借用しました)

 水中では数多くの界面活性剤分子がお互いに集まり、親水基を水側に向けた球体(ミセル)をつくっていきます。 
 ミセルができると、水に溶けない油を、ミセルの中に取り込んで、外見では油が水に溶け込んだように見えるようになります。
 界面活性剤の濃度が低いと、汚れを包み込むミセルを作れないので、洗剤の効果が発揮できません。
 洗剤パッケージに書いている使用量は、洗濯する水の量と標準的な汚れを考慮して計算されている量なので、汚れ具合を見て使用量を調整したらいいと思いますが、規定量より極端に増やしたり減らしたりは、しないほうが無難ですね。

界面活性剤の基本作用

・浸透、潤湿作用
 表面張力と界面張力を下げて、物を濡らし浸み込みやすくします。

・乳化作用
 水と油の界面張力を下げて、乳液やクリーム状に混ぜ合わせます。

・分散作用
 水と固体粒子を混ぜ合わせ、分離しないようにします。

・可溶化作用
 水溶液の中に油成分を溶かしこみます。

・気泡作用
 水溶液の中に気泡を保持し、泡立たせる。

・再汚染防止作用
 いったん離脱した汚れが、再び付着しないようにします。

このような6つの作用で、洗濯物の汚れを綺麗にします。


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     (図は日本界面活性剤工業会様より借用しました)




界面活性剤の分類

界面活性剤はイオン性によって4つに分類されます。

陰イオン(アニオン)界面活性剤


陽イオン(カチオン)界面活性剤

両性界面活性剤

非イオン(ノニオン)界面活性剤

主に洗濯用洗剤に使われるのは陰イオンと、非イオン界面活性剤で、陽イオン界面活性剤は柔軟剤やリンス、両性界面活性剤は、シャンプーやボディソープ・台所洗剤によく使われています。


詳しくは、日本界面活性剤工業会HPで見てね(^^ゞ




界面活性剤の成分として洗剤ラベルでよくみるのは

洗濯洗剤用界面活性剤


高級アルコール系(非イオン)
 (ポリオキシエチレンアルキルエーテル AE)
 高級アルコールやアルキルフェノールなど水酸基をもつ原料に、主として酸化エチレンを付加させてつくられるタイプで、非イオン界面活性剤の中で最も代表的な界面活性剤です。
 デリケートな衣類や、植物由来の・・と安全を謳われている製品にも使われています。  

直鎖アルキルベンゼン系 (直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム LAS)
 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩(LAS)は洗浄力、浸透力に優れ、水の溶解性や気泡性と適度な泡安定性を有しており、価格も低いことから家庭用合成洗剤の主力界面活性剤として、大量に使用されています。
 洗浄力を売りにしている、液体洗剤や粉末洗剤によく使われています。

脂肪酸系(陰イオン) (脂肪酸ナトリウム)
 いわゆる天然素材の石鹸です。


若干の違いはありますが、洗濯用洗剤では、だいたいこの3つの界面活性剤が主流みたいです。


柔軟剤用界面活性剤

第四級アンモニウム塩系(陽イオン) (エステル型ジアルキルアンモニウム塩)
 柔軟剤としての効果が高いので、ほとんどの柔軟剤には、この界面活性剤が使われているみたいです。
 エステル型は、微生物が分解しやすくなるものみたいで、環境には配慮してますアピールですね。
 ただ、この界面活性剤は、殺菌効果もあり、刺激も強いらしいので、敏感肌な人や赤ちゃんなど、肌の弱い人は、使わないほうがいいかもしれません。普通肌の人も規定量以下で使うことをお勧めします。

第三級アミン塩(陽イオン) (アルキルイミダゾリン型カチオン)
 肌に優しいタイプの、ベビーファーファや、ヤシノミの柔軟剤などに使われています。
 柔軟剤としての効果や、殺菌効果は控えめになりますが、そのぶん肌に優しくなります。
 

 柔軟剤用の界面活性剤は、マイナス(負)に帯電している固体表面に強く吸着し、柔軟性、帯電防止性、殺菌性などの性質があるため、柔軟仕上げ剤やリンス剤、消毒剤として利用されています。
 衣類に吸着して残るので、高濃度で使うと肌に害を及ぼす可能性も高いです。間違えても規定量以上は入れないように気おつけましょう。
 


界面活性剤の他には

市販されている洗剤の多くは、これらの成分のほかいろんな助剤を入れて洗浄力や白さを強調しています。
洗浄力や白さを謳うものには、蛍光剤や強力な界面活性剤、アルカリ剤などが使われているものが多いです。
最近の洗剤は、使用量を守り、普通に使ってる分には害が無いように設計されているはずなので、さほど心配はしなくてもいいと思いますが、それぞれの成分を知ってラベルを読むと、より安全で自分にあった洗剤が選べるようになってきますね。

どんな成分を使っているのか気にしてラベルを見ると、洗剤の色々なことが見えてきて楽しいですよ(^◇^)